8月(今頃・・・)、リシャール・アムランのリサイタルを聴きにポーランドへ。昨年3月と同じくワルシャワのフィルハーモニー・ホールでの開催だが、今回は前後に初めての街に寄り道して、ポーランド料理も楽しむつもり。
先ずはポズナンへ。
大聖堂。
市庁舎広場。
そして醸造所付属ホテルに宿泊。
お試しセット。
バルシュチ。甘かった。
ゴロンカ。名前も気に入ったッ!
翌日ワルシャワへ。今回の曲目はショパンの即興曲全4曲と、アルメニアの作曲家ババジャニャンの小品を4曲。そしてシューマンのソナタ第1番。アンコールでベートーヴェンとエネスコを聴いた他は彼の演奏でショパン以外の作品を聴くのは初めて。特にシューマンのソナタは終楽章に恐ろしく好きな箇所が有るのでそこを彼がどう弾くかもの凄く楽しみです。
会場に着いたら私の席だけ取り外されていてそこに車椅子のお客様とテレビカメラが・・・。シューマンのソナタはぜひ前方の席で聴きたいと思ってわざわざ座席を選んだというのに。会場のお兄さんに苦情を言うと平謝りして代わりのチケットを用意してくれた。そこはショパン・コンクールでは審査員が座るような良い席だったが、「シューマンは前の方で聴きたかったな~。」とイヤミを言いつつ内心ニヤニヤしながら審査員席へ。
ババジャニャンは初めて聴く作曲家だが、一度に4曲も聴けて得した気分。1曲毎に調性の色合いが移り変わっていく様が美しかった。リズムや歌謡性にスペイン音楽との共通点を感じた。リシャール・アムランの演奏は音色の美しさ、明確なフレーズ感、バランスの取れた響きと内なる情熱が拮抗して素晴らしかった。
期待のシューマンは一音一音に意志力と説得力が感じられ、冒頭から終末までドキドキしながら聴いた。例の終楽章の恐ろしく好きな箇所では正に心が溶けて流れ出していくようだった。悲しみに沈む友人に言葉をかけるならこうあるべきだろうと思われた。
アンコールはバッハとシューマンのゆったりしたテンポのごく短い作品を3曲。ずっと聴いていたくて殆ど目を閉じたまま聞いた。
翌日はブロツワフへ。
大聖堂。
夜の市庁舎。
ポーランドのビール。
ライ麦のスープ、ジューレク。気に入ったッ!
ポーランド風餃子、ピエロギ。
そして街中に愉快な銅像が有りました。