笑う伴奏生活

ハンブルクから愉快な共演者達を御紹介します。

遠近法、アムステルダム、君津。

 日本滞在を短くする要因になった2つの出来事(ムカー!)

 4月3日、遠近法(オーボエ・中国)卒業演奏会。顔が大きめで集合写真でも一人近くにいるように見える。あまり熱心とは言えず入学から3年近く経った今も意思の疎通がままならない。落武者先生も大変苦労されたようだ。卒業試験を先延ばしにし続けた為に夏学期が始まって直ぐに卒業演奏会をしないといけなくなった。付き合わされる私にとってはなかなか迷惑。
 ピアノとの2重奏曲を2曲の他室内楽作品を2曲(中国のピアノ科学生と共演)取り入れたがそれが悲惨な出来で悪い印象が残った。

 その2日後からアムステルダムで具合先生の先生の内輪講習会で伴奏するはずだった。ピアニストは勿論招待するから!という話だったら2週間前になって生徒の姫(カウンターテノール・オランダ)から、「ヘイノブーエ!アムステルダムではアタシ達と同室ってのはイヤ?」とメッセージ。
 話が違うぢゃねェか!他の生徒なら兎も角お前とは絶対にイヤだッ!と返事する訳にもいかず、「前の日に友達と飲む約束だから深夜に酔っぱらって帰ったら歌手の君達にも都合が悪いし、ホテル代が多くかかるようだったらその分は自分で払うから!」と返事したらプライベートルームが安く借りられるサイトを紹介してきた。自分で探せってのか!?
 具合先生によると週末の市内中心地のホテルが恐ろしく高いので学生の負担が多くなり過ぎるから当日入りの1泊でお願い出来ないだろうか?という話。それなら先ず彼が私にその旨打診するのが筋ではなかろうかと思いつつ普段は非常にまともな人なので、前日に旧友と会う約束をしているし1泊分は自分で払うからと自分で高いホテルを2泊予約した。混み合う地域・次期の為間も無くホテル代はクレジットカードから引き落とされた。
 開催1週間前に具合先生からメール。蜂蜜先生(具合先生の先生)が病気で講習会は中止になりました、と。

 ム カ ― ッ ッ ッ ! ! !

 旧友にも会いたかったし1人でアムステルダムに行って客室にサウナの付いた中心部のホテルに2泊して優雅に思いっきりアムステルダムを楽しんで来ました。

 ハンブルクに戻った翌日日本へ出発して週末に君津市にてK先生の教室の発表会でゲスト出演させて頂き、写真屋さんが生徒さん達にこのお兄さん(幸い未だおじさんではなかった)昔はカッコ良かったんだよと紹介されK先生に成田のホテルまで送って頂く車の中で生徒さん達の演奏の感想を述べるつもりだったのにほぼ完全に寝てしまい翌朝ドイツに向けて出発しました。先生、お世話になりました!