笑う伴奏生活

ハンブルクから愉快な共演者達を御紹介します。

学内演奏会まとめ。

 もう半月程で夏学期が終わるというのにバカバカしい忙しさを殆ど回想していないのでボケ防止の為にまとめます。先ずは学内演奏会シリーズから。

 5月15日:オーボエ
いつものように曲目が決まるのが遅かったが前回よりはマシ。OBのエヒトヤー(日独ハーフ)がゲスト出演。ザンデヴァッタ(韓国・あだ名の由来は長くなるので次回)が来月の卒業演奏会で吹くのを止められたブリテン現代風変奏曲を演奏したところ先生は前言撤回をして、「やっぱり試験でも吹きなさいよ。吹くべきよ。」と・・・。打ち上げは前回店員さんをキレさせたイタリアレストランを避けて中華へ。

 5月17日:TBB先生(ヴァイオリン)
譜めくり君(スペイン)の個人的依頼により普段弾かないヴァイオリンクラスでの演奏。打ち上げには来ないと思っていたTBB先生も遅れて参加し私に向かって、「Duで呼び合いましょ(打ち解けた証)!」と。10年位前に同じ儀式をしたことを忘れているらしい。

 5月21日:ジャイアソ(フルート)
演奏後もどうせ本人の顔も見ないでブラボー・じゃあな!で終わりだろうと思って最後の子の演奏が終わったら耐え忍んでいたさあクーナを下ろしましょうさんとインチキ寿司へ。そんな時に限ってジャイアソから電話。どうやらワインを持って来てくれていたらしい。

 6月7日:ドアマン先生(フルート)
数週間前に先生がバランスを崩して手を怪我した為に直前までレッスン無しで生徒の口から不安や不満も聞かれたがみんなちゃ~んと完成度の高い演奏を聴かせた。酒が手に良くないそうで打ち上げもなし。どんな怪我ぢゃ。

 6月15日:具合先生(声楽)
クラシック音楽に並々ならぬ興味を持つ高校生達の司会による共同作業。とにかく暑くて高校生Dのピアノ独奏の時にバリトンのYY(中国)と共に庭へ避難。笑い声が大きすぎてDの演奏するベートーヴェンの後期の崇高なソナタを妨げた・・・。打ち上げも共同だったが到着時間が遅れたのと人数が多かったのでまた飲み屋の兄ちゃん達をキレかけさせたが高校生達のノリが良くて兄ちゃん達の機嫌を直してしまった。

 6月16日:3クラス合同(フルート)
サンタ先生のクラスからは刺青君(中国)と副科のR(ドイツ)のみが参加。人数が多いので一人当たりの演奏時間は僅か8分程度。一体この合同演奏会は誰のアイディアによるものなんだろう・・・。打ち上げに少し遅れていったらジャイアソの隣しか空いていなくて刺青君渋々ジャイアソの隣に座る。お陰でいつもより喫煙量が多かったように見えた。

 6月17日:ff先生(声楽)
試験続きで全く練習時間が取れない忙しさなのにオス(ドイツ)から、「歌版おじさんが病気でピアニストを探してるんだけど君弾いてくれない?」とメッセージ。冗談でしょ!?と思ったものの無理すれば出来なくもないし新しい歌手とも知り合えるし何よりff先生に恩を売るチャンスかも!と後半だけ引き受けた。終演後はゆき姐(日本・声楽)とM(日本・ピアノ)と楽しく愚痴大会。

 ・・・に加えて6月21日TBB先生の第2回学内演奏会が有ったのですが我が譜めくり君が無伴奏曲を弾いてくれたのでMさんの卒業演奏会を聴くことが出来ました。