笑う伴奏生活

ハンブルクから愉快な共演者達を御紹介します。

2015-01-01から1年間の記事一覧

フルートの仏様

休暇前にもう一仕事、腹話術人形(フルート・ブラジル)の勤務する音楽院でフルートの仏様(ロシア)の講習会にて伴奏。 「仏様」のあだ名はその風貌と落ち着き、そして忍耐強さから来る。 1997年の神戸国際フルートコンクールに16歳で出場した彼は驚異的な…

夏学期卒業演奏会シリーズ 其の四

遂にやって来ました怒涛の四日間・・・。 七月六日。ホルンのツェザール(スペイン)とパパイヤ鈴木(ポルトガル)。 二人ともパッと見はラテン系らしからぬ大人しさ。ツェザールはフルートのアドリア(アルゼンチン)の卒業演奏会で共演して以来何度かご一…

夏学期卒業演奏会シリーズ 其の三

翌週月曜、メランコリー其の二(ホルン・韓国)。ロストックのオーケストラで首席奏者になることが決まったばかり。本メランコリーほどの情けなさは無いものの演奏が終わるといつも悲しそうな顔をして俯く。でもどうやらそれは演奏の出来に不満なのではなく…

夏学期卒業演奏会シリーズ 其の二

ハッまた一月以上空いた・・・。無理矢理まとめなきゃ。 フルートのしずちゃん(中国)。ドラえもんではなくお笑いの方からあだ名を頂いたようですが本人には言えません。でも彼女の先生はジャイアソなのでドラえもんファミリーという事にしても良いと思いま…

夏学期卒業演奏会シリーズ 其の一

怒涛の夏学期、同じく伴奏員のマイケル・ジャクソン(ロシア・女性)の病気により今学期に限りホルンの生徒の伴奏をすることになったら・・・ 今学期に限って卒業演奏会を控えた学生がなんと6人・・・。 ラザール(セルビア・男性)によって卒業演奏会シリー…

夏休みなのであります

夏学期が終わったのであります。 今までにも何度も、「これ以上忙しい学期はもう二度とないだろうから・・・」と自分に言い聞かせながら弾いてきましたが、流石に以後今年の夏よりも忙しくなりそうだったら私は病気になります! 今学期最後の卒業演奏会とな…

夏休みへの道のりは長く険しいのであります。

あと少しで夏学期が終わるです。一つも更新していないのは怠け者に加えて全然時間が無かったからです。何故かというと・・・ ・我が校の伴奏員、マイケル・ジャクソン(ロシア・女性)が病気予後観察の為一日に一時間以上ピアノを弾くことが許可されていない…

くまさん卒業

良きビール友達チェロの森のくまさん(ドイツ)が卒業してライプツィヒに引っ越しました(号泣)。 卒業演奏会の一週間前から彼と4年半同じクラス・同じ寮で暮らした人参(ドイツ)は、「ノブエ!僕は悲しいんだ!君だってそうだろ!?もう殆ど泣いてるんだ…

卒業制作

世界各地から憂うべき将来が遠くないものであることを思わせるニュースが届きますが、ハンブルク音楽大学では特に混乱も無く移転前の日々が流れています。 修士課程器楽科の学生達は卒業制作として30分以内のCD録音が課せられていました。いましたというのは…