笑う伴奏生活

ハンブルクから愉快な共演者達を御紹介します。

2019-01-01から1年間の記事一覧

具合ジャイアン具合ドアマン

冬休み突入!ヒマな秋だった…。 11月9日、具合先生(声楽・ドイツ)クラスと高校生合同演奏会。テーマは『愛』。丁度胸にでかでかと『愛』とプリントされたTシャツを着て弾いたらわざわざ司会の高校生に紹介された…。実力者が大量に卒業した為出演者は卒業した…

冬学期。のんびりしています。

クリスマス期間中ヒマなのに時の流れは速く、未だ灼熱葡萄酒を一杯も飲んでいないのにクリスマス市の開催期間が後10日…今年は他の街を覗きに行く時間もなさそう。ヒマなのに。 10月29日、ウジツェちゃん(フルート・セルビア)卒業演奏会。東欧諸国に多いのん…

デンマークへ。

先々月デンマークに行って来た。ハンブルクから特急で2時間程度で国境に到達する、ハンブルクから最寄りの外国である。今回の目的地は第2の都市オーフス(13年ぶり2度目)と近郊のヴィボー及びラナス(共に初)、そして帰りにリーベ(10年ぶり3度目)に寄って10年…

つっついにメダル…

今年の世界陸上は殆ど日本で時差の中観戦したが開催最終日にドイツに帰ることに。しかも長年応援しているポーランドのレヴァンドフスキ選手が走る男子1500m決勝の頃はミュンヘンの空港にいる。空港で放送してくれないかな〜と思っていたがやはりそんな有難い…

丸髭先生ようこそハンブルクへ!

腹話術人形(フルート・ブラジル)の企画する彼の勤務先の音楽院(腹話術学院)での講習会にイギリスから丸髭先生が初めておいでになった。 ハンブルクの我々の期待を高めたのはその素晴らしいお髭。 講師演奏会での曲目は、・萎める花による変奏曲(シューベルト…

知られざる東京編

10月3日、新宿にて内輪試演会東京編。参加者はAさん(声楽)、タケシ!さん(ホルン)、もっちーさん(フルート)、だっちょさん(オーボエ)、踊るピンクベアさん(ヴィオラ)。今回楽しみなのは聴きに来てくれる予定のピアノのNさんと踊るピンクベアさんが12年ぶりく…

岡山潔先生を偲ぶ

10月1日、昨年亡くなったヴァイオリンの岡山先生のメモリアルコンサートを聴いた。 先生には同じアパートに住んでいたケイコサンを始め何人かのお弟子さんのレッスンにくっついて行った。室内楽に造詣の深い方でピアノへの要求水準も高かった。 食通としても…

函館にて。

主催者に拝み倒され久々に函館で演奏会。ゲストは踊るピンクベアさん(ヴィオラ・日本)。到着した夜に早速居酒屋にて念願の烏賊刺しを食べた彼女は一口食べて、「美味し〜…。」と悩ましい顔で感激。以後帆立を食べても馬鈴薯を食べても、「美味し〜…。」と悩…

何故かエリーゼのためにを弾く。

日本で笑えない独奏生活をして来ました…。6月に函館在住の先輩からジュニアコンサートゲスト出演の打診が有り、「エリーゼのためにとか子犬のワルツとか誰もが1度は弾いたことのある曲をプロが弾くとこんなに素敵なんだ!と子供達に聴かせたいの。」という主…

ベテラン学生達の卒業

冬学期が始まりましたがまだ暇です。学校外で丸髭先生(フルート・イギリス)の講習会で楽しく伴奏しております。 夏学期には11年ハンブルクで勉強した整形ちゃん(フルート・中国)が非公開試験とオーケストラとの協奏曲試験を立派に終えて帰国しました。最後ま…

シビウでリシャール=アムランを聴く。

9月4日、ミュンヘン経由でルーマニアのシビウへ。10年前のブカレストの印象が悪く次回は直接他の街へ…という願いがやっと実現した。トランシルヴァニアの古都シビウは昔応援していた体操選手の出身地でもありずっと行ってみたかった街。 ブカレストでは降機…

ワルシャワでリシャール=アムランを聴く。

スイスから帰って3日間焦ってピアノを弾いて秋にはやっぱりメンデルスゾーンではなくレーガーを弾くことにして(レーガービールの御利益を信じよう)8月23日超早起きをしてベルリン経由でワルシャワへ。時間にも余裕を持ったが今日はドイツ鉄道も遅れずあっさ…

ヴェンゲンでリシャール=アムランを聴く。

カナダのイチオシピアニスト、シャルル・リシャール=アムランが欧州で演奏する時にはソレッとばかりに聴きに行く。演奏曲目が違えばなるべくぜ〜んぶ聴きたいし同じなら開催地で選ぶ(笑)。 8月18日のリサイタルはスイスのヴェンゲンで。途中プリケツM(声楽・…

ドイツただいま〜。

ザダルのバスターミナルの切符売り場でねーちゃんに英語をバカにされながら買ったチケットのバスは30分遅れて来てザグレブに1時間遅れて着いたがバスの添乗員さんが遅延の対処に大奮闘しているのを見て、「良く有る事ですからね。私達にもどうにも出来ません…

海辺の街のコントラスト

7月27日、アドリア海沿岸の街シベニクへ。一昨年もお世話になったペンションのドイツ語ペラペラな女主人は今年もお元気だった。世界遺産の大聖堂を有する美しい街だが前日までいっぱい坂道を歩いたしバスにも乗り過ぎたし暑いし街は一昨年観まくったからいっ…

渋く首都を巡る(その2・クニン編)

起きたッ!というよりも寝なかったッ!真っ暗な中朝メシを諦めてスイートルームに別れを告げた。ホテルがバスターミナルの近くで良かったッ!クニンまでは約5時間。バスの中で寝るつもりが寝たり起きたりを繰り返しながら今回3度目のバス越境を経て昼前にク…

渋く首都を巡る(その1・バニャルカ編)

7月24日、芋虫教会訪問後ボスニア・ヘルツェゴヴィナ第2の都市バニャルカへ。第2の都市ですがボスニア・ヘルツェゴヴィナ内スルプスカ共和国(セルビア人共和国)の首都であります。新築のモドリチャのバスターミナルに行くと止まっていたのはミニバスで超に…

芋虫教会を意地で訪ねて

初めてのボスニア・ヘルツェゴビナ!の最初の滞在地として選んだのはモドリチャという小さな街。昨年サッカーのワールドカップでクロアチアを準優勝に導いたモドリッチ選手を思い出されるかも知れませんが彼は関係無いらしいです。オシイェクからサラエヴォ…

ノヴィサドへ。

7月21日。バスでセルビア第2の都市ノヴィサドを目指す。セルビアへは4年ぶり2度目。さあクーナを下ろしましょうさんの師匠であるサンタ先生に言わせると、「な〜んにも無い街じゃ〜ん。」だそうだがさあクーナを下ろしましょうさんはお勧め。「是非サンタが…

オシイェク2019

オシイェク着と同時に愛しのペンションに直行。宿のボス(女性)は、「去年もいらしたわね!」と出迎えて下さり、部屋を案内する際にも、「部屋も去年と同じね!」と記憶力の良さを見せた。 愛しの宿名物猫。 愛しのレストラン『スラヴォンスカ・クチャ』は愛…

電車越境。無駄に苦労。

セクサールド〜モハーチ間は直線距離は近いのだが電車の接続は最悪で1度プダペストに戻れとかアプリ言われて腹が立った(バカ)。バス路線を検索しても上手く出て来ず、どうせ無理だろうと思いながらバスターミナルに行ってみたら殆ど毎時間有った…。しかも路…

チェスケー・ブディエヨヴィツェ→ウィーン→セクサールド

次の滞在地はバドワイザーの街チェコのチェコのチェスケー・ブディエヨヴィツェ(5年ぶり2度目)。前回は昼間っから飲みまくり夕食時には気分が悪くてあまり飲めなかった(バカ)ので今日は夕方まで我慢。愛しのレストランに行ったら前回のドイツ語ペラペラのお…

Max Reger Dunkel !!!

夏休み前最後の演奏会の翌々日ソレッとばかりに旅行に出発。今年はどどーんと3週間(ちょっと長過ぎたかも…)。7月19日に今年もまたさあクーナを下ろしましょうさんとオシイェクで合流することが決まっており、基本的に列車移動の私は寄り道をいっぱいしたくて…

ダフネの変身

具合先生と歯だった先生のクラスの学内演奏会を経て夏学期最終日の7月12日、ダフネ(フルート・ドイツ)卒業演奏会。お陰で旅行に出るのが遅くなった(笑)。 ヴィオレッタと同じく2年生の時から一緒に弾いているが当時は音は綺麗(最も大切)なものの無意識に段々…

ヴィオレッタの変身

6月28日、フルートのヴィオレッタ(ハンガリー)の卒業演奏会。 初めて共演したのは彼女が2年生の時だから3年近く前になるが、試験や演奏会が近づいても合わせというものを殆どしない人でこちらが心配になるほどだった。実際2年目の中間試験では暗譜がメロメロ…

ハイ。

6月27日、クラリネットのハイ(中国。彼が日本に行ったら自分が呼ばれたと思って何時でも何処でもキョロキョロしないといけないだろう)の卒業演奏会で1曲だけ共演。しかも難しい難しいウェーバーの協奏的二重奏曲。以前何度か弾いたのに練習していて自分がヘ…

こうもり変装曲(変奏曲ではない)

6月18日、ザナエ(オーボエ・日本)卒業演奏会。2年半前に我らが憧れのザグレブのオーケストラに合格して今回は演奏会の為の一時帰独(こういう言い方あるのか?)です。試験をする・しないで二転三転有りました(これというのも B先生の 筆不精と忘れっぽさにか…

ザンデヴァッタとは誰であろうか…

「試験前日はファーレンドルフでの演奏会には出ずに調整したい。」と言っていたザンデヴァッタ君(オーボエ・韓国)ですが、ほんの数日前の最後のレッスンで姐御(フルート・ドイツ)との2重奏を聴いたB先生が、「やっぱりファーレンドルフでこれ吹きなさいよ。…

譜めくり君涙の訴え

遠近法に続いて夏学期に卒業した6人をご紹介しましょう。付き合いの長かった学生もいてオヤジ的感慨も深いです。 譜めくり君(ヴァイオリン・スペイン)は共通の知り合いがいたので挨拶はしていましたが共演は今回が初めて。何故譜めくり君かというと譜めくり…

夏学期まとめ・卒業試験以外編。

中間試験はと言えば特筆すべき事は起こらず、フルートの2年生が毎年パニックに陥る古典派協奏曲の暗譜演奏で3人揃ってパニックに陥った事位です。オーボエの学生達は努力の成果を発揮し教授陣と楽しく打ち上がりました。その席で私が貴方達は時々オーガナイ…