笑う伴奏生活

ハンブルクから愉快な共演者達を御紹介します。

チェスケー・ブディエヨヴィツェ→ウィーン→セクサールド

 次の滞在地はバドワイザーの街チェコチェコのチェスケー・ブディエヨヴィツェ(5年ぶり2度目)。前回は昼間っから飲みまくり夕食時には気分が悪くてあまり飲めなかった(バカ)ので今日は夕方まで我慢。愛しのレストランに行ったら前回のドイツ語ペラペラのおばさまがいなくて残念!と思ったら今回のおにーさんもペラペラだった。2種類のバドワイザーを楽しんで大満足。

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度数が高くなると把手が付くらしい。


 チェコ語で挨拶に挑戦したら通じなくてきっと悲しそうな顔をしたであろう私をおにーさんは、「でっでもチェコ語というのは一気に子音を3つとか発音しないといけないヒドい言語でっ…」と慰めて下さった。


 翌日はほぼ毎年の飲み地ウィーン。女神(フルート・ルーマニア)とクライマー(女神彼・オーストリア)に新しく出来たビアホールに連れて行ってもらう。女神が学校に携帯電話を忘れた為予定が直前まで決まらず前日にマチャさん(ピアノ・日本)を誘ったら、「伊藤さんいつも急過ぎますッ!」と怒られた。すみません…。


 ウィーンからオシイェクを目指すにはハンガリーを経由するのが便利。寄り道都市についてはプダペストに6年在住したケイコサン(ヴァイオリン・日本)に訊くのが1番!セクサールドって行く価値有る?と訊いたら、「ワインの街だから大有りでしょう!」と返信をもらって寄り道決定。この日だけはビールではなくワインの夜に。
 乗り換えをする度に電車がどんどん小規模になっていって乗降客ゼロの駅もちらほら。セクサールドはこの路線上では大きな駅だったが降車後は自分で線路を渡って駅舎方面へ。何処が出口だか分からずキョロキョロしていると降りる時隣でニコニコしていたにーちゃんが、「May I help you ?」と。市街地に行きたいんだけどと言うと、「あーそれはあまり簡単じゃないよ!ボクはこの街を良ーっく知ってるから教えてあげよう!」と言う。物は試しとドイツ語を話すか訊いてみると、「よくぞ訊いてくれました!ボクは10年近くオーストリアで働いてるんだ!セクサールドはボクの故郷だから夏休みで帰って来たのさっ!友達が車で来てるからホテルまで送って行くよ!」という話だった。
 駅前には確かに刈り上げ入れ墨タンクトップのお友達が待っていて豪快に再会を喜んでいる。この人達信用しても大丈夫だろうか…と4年前のスロヴァキアと似た状況に…でも後部座席を整理してスーツケースを持ってくれてさあ乗ってー!と言われれば乗るしかないでしょう…。
 ちゃ〜んとホテルまで送ってくれて荷物も持ってくれて別れ際にフェイスブック友達にまでなっちやった。疑ってすみませんでした…。
 フロントのおねーさんもドイツ語が出来たッ!今回はなかなかドイツ語運が良いぞ!
 夕食はホテルのレストランでとることにしてそれまで街を散策した。観光地では無いが教会前広場は雰囲気が有ってそこから駅へ下る道もきれいだった。

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 バスターミナルも可愛い。


 レストランではウェイターのおにーさんのお勧めとセクサールド代表的名産ワインの2つのうちの1つをこの街を勧めてくれたケイコサンにも感謝しながら頂いた。会計時に名産のもう1つの方を1本買いたいのですがと言うとおにーさんは、「ホテルのフロントでお求めになった方がお得ですよ。」と教えて下さった。なんて良い人なんだ…。
 翌朝チェックアウト時に昨日のドイツ語のおねーさんから1本買って次なる目的地モハーチを目指した。開けるのが楽しみです。