笑う伴奏生活

ハンブルクから愉快な共演者達を御紹介します。

2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

地球岬へ

3月19日、室蘭へ。丁度お彼岸だったので父が幼少期を過ごしたお寺へお参りに行った。お寺での修行は厳しかったはずだがどうやら父はなまくら小坊主だったらしくお供物をくすねたり掃除をさぼったりしていたと近年になって次々と告白し、我が少年時代の父への…

フォーレ没後100周年

3月16日、函館で演奏会が有った。函館出身の3人の後輩を励ます演奏会で、現在函館在住の先輩や後輩と合わせて9人が出演した。 ソプラノのお2人が私のピアノで!と所望してくださったので恐縮する反面、私は4日前にならないと函館に入れなかったので直前の合…

ストライキをくぐり抜けて

日本に着いて半月、思えばスリリングな出発であった…。 出発前後にミュンヘンで用事が有るかも知れなかったので今回は先ず電車でミュンヘンまで行きそこから直行で羽田へ向かうことにした。 ところがドイツ鉄道(以下DB)がそろそろまたストライキを起こすかも…

みんな変わっていない。変わったのは私だけ。

懐かしの友人にいっぱい会った学期末であった…。 ・トッポジージョ(ピアノ・台湾)練習室が空くのを待っていた時フレンドリーに話しかけてくれたにーちゃん。7年位前にもハンブルクで会ったがそれにしても20年前と全ッッッ然変わっていない。しかもオヤジ体型…

録画いっぱい

動画収録にいっぱい付き合った学期末であった…。 ・アナ(ソプラノ・ブラジル)育児休暇の1年間をハンブルクで有意義に過ごす。「年齢制限ギリギリで最後のチャンスなの!」とコンクール予備審査の為にアリアを3曲歌う。・ハイ(クラリネット・中国)ソリストコ…

批評家殿再降臨

2月21日は今学期最後の学内演奏会。具合先生(声楽・ドイツ)クラス。 先生が優しいと演奏会で棄権者続出。でもJ(ソプラノ・ドイツ)とL(バリトン・フランス)はレッスンも殆ど隔週であそこが痛いここが痛いと休むので予想通り。入学したてで副科に追われるV(ソ…

不思議な学生の話

2月16日、ドアマン先生(フルート)クラス学内演奏会。新入生が2人(内1人は日本から久々のフルーティスト!)で総勢5名。 先生が精神安定剤のような人なのでクラス内にも特に問題児はおらず…みんな精神安定しすぎぢゃねェか?と思う程演奏会が近づいてものんび…

なぜおじさんはそんなに忙しいのか?

2月15日のロボット先生クラス学内演奏会では正式ピアニストであるところのおじ(ー)さん(ドイツ)が当然ながら大車輪の大活躍をするはずで私は予定に入れていなかった。何と言っても12月におじさん担当学生を全員伴奏したんだから(しかも難しい曲ばっかり)。 …

旧友の死

先月、調律師の友人Iさんが亡くなった。まだ60歳位。30年前から知っている人。初めてお会いした時私はまだ大学生だった。3年前から闘病していたそうで一昨年退院して仕事に復帰したと聞いた時には良かったッ!良かったッ!一安心ッ!と思ったがそんな簡単な…

オーボエクラス、また秘書を失う。

2月8日、オーボエのベテラン学生W(台湾)が大学院の修了演奏を行った。 7年前に入学して最初の試演会で、「R先生をご存知ですか?私は彼に副科ピアノを習いました。」と私に訊いた。Rといえば…トッポジージョ!私と同じ頃にハンブルクで勉強していたヤツだ。…