笑う伴奏生活

ハンブルクから愉快な共演者達を御紹介します。

批評家殿再降臨

 2月21日は今学期最後の学内演奏会。具合先生(声楽・ドイツ)クラス。

 先生が優しいと演奏会で棄権者続出。でもJ(ソプラノ・ドイツ)とL(バリトン・フランス)はレッスンも殆ど隔週であそこが痛いここが痛いと休むので予想通り。入学したてで副科に追われるV(ソプラノ・ウクライナ)も不調で出演を見合わせたが今回はカメラマンに徹して学生達のステージ写真を撮ってくれた。
 A1・A2・Fの3人娘が卒業してJ(中国)とZ(シンガポール)2人のバリトンがやって来て男女比が接近した。見たところ男性陣のキャラはまだ弱々しいが。
 棄権者続出の為教育音楽科のJ(ソプラノ・ドイツ)がもう1曲歌えることに。しかもシャミナードの素敵ッ!な歌曲。棄権者には悪いがちょっと嬉しい。でもシャミナードはオカルトや霊媒に熱中した挙句無謀なダイエットが祟って晩年は左脚を切断せざるを得なかったんだそうで…。
 後特筆すべきはコロナ大流行以来批評家殿が再降臨遊ばしたことで…。自宅待機期間中に音楽大学への興味を失くしたものとばかり思っていたが久々に現れよった。2・3人のベテラン学生以外は自分の演奏の評をネット上で読むのは初めて。しかし人格が変わったのか以前より少々甘口な批評であった。でも相変わらず表現力の乏しい文章で殆どの学生が、「心を込めて」歌っていたらしい。が…、「そのセックスアピールで観客を魅了するはずだったLは残念ながら病気で欠場。」の1文に学生間で話題沸騰。やはり勘違い上から目線は健在なのであった。

 そして打ち上げにはカメラマンを務めたVと出演を見合わせたものの打ち上げには合流したラーメンを愛するJとでVがバイトをしていたレストランのラーメンがマズかった!という話で盛り上がりました。