笑う伴奏生活

ハンブルクから愉快な共演者達を御紹介します。

具合演奏会

 北海に海辺の家も持つ具合先生はハンブルクのアパートで自宅療養したものの、保健所の管轄がシュレスヴィヒ・ホルシュタイン州で規則がハンブルク州よりも厳重で思ったより長く待機期間が必要だった為、2月2日の学内演奏会当日に晴れてシャバへ復帰。いつものように撮影機材とともに颯爽と登場したのでありました。

 具合クラス久々の公開での学内演奏会。以前教わっていたヴェニガー先生が学内演奏会をしない主義だったF(ソプラノ・ドイツ)と、一昨年の秋に入学したあるぞう君(カウンターテノール・台湾)にとっては初めての学内演奏会になる。2人共直前まで緊張する緊張すると騒いでいた。
 コロナ規則のおかげで学生達は自分が歌い終わっても会場で友達の歌を聴くことが出来ずつまんな〜い!と嘆いていましたが、北ドイツ出身の人も何人かいてご家族に聴いていただけたのは良かったですね〜!
 演奏会は2人のトランペッターの助演付きの新入生L君のバッハのアリアで幕開け。トランペッター名手なもんだからスラスラ快速に始めちゃって息継ぎをする暇があるのか心配になりましたが無事でした。騒いでいた2人はちゃ〜んと立派に歌ったもののあるぞう君はやっぱり上手く行かなかったと不満顔。ネガティヴあるぞう君の誕生です。トリを飾った軽く狂ったE(ソプラノ・ドイツ)は大幅にアップした声の深さで将来を期待させた。


 やはり打ち上げはなし(涙)。並行して行われていたピアノのJの卒業演奏会で共演していた猫娘(フルート・台湾)と飲みに行った。Jも良く弾いたそうだ。


 そして数日後具合先生から演奏会の動画が送られて来たが最初の1時間しか入っていなくて軽く狂ったEが軽く激怒。カメラにはちゃんと録画されていたようで具合先生が後程アップロードをやり直してみんな満足したようです。