笑う伴奏生活

ハンブルクから愉快な共演者達を御紹介します。

デンマークへ。

 先々月デンマークに行って来た。ハンブルクから特急で2時間程度で国境に到達する、ハンブルクから最寄りの外国である。今回の目的地は第2の都市オーフス(13年ぶり2度目)と近郊のヴィボー及びラナス(共に初)、そして帰りにリーベ(10年ぶり3度目)に寄って10年前に見られなかった夜警のおじさんの後ろを17年ぶりにくっついて回ること。
 実はこの旅、リベンジである。春に週末が空いた時に急遽思い立ってホテルを予約したら先ず日程を間違え直前の為キャンセル出来ず…。諦めて他のホテルを予約したらキャンセルしたホテルから1日ずらせますよーと有難い申し出を頂いたが時既に遅し…。列車を待ったらいつまで経っても来ず案内も無し…。係員に訊いたら本日は臨時で◯時◯分に来ますって…。案内と違う停車位置に停車していて気付かない内に発車して目の前を通過して行った…。残された唯一の可能性は鈍行を4本乗り継いで到着は夜の10時過ぎ…。


 辞めた(ぜーんぶ自分のせい)。


 きっと今日は行くなという神のお告げだったのだと思い込むことにして規模を縮小して翌日ミンデンへの1泊旅行に変更。いいもん。水路の立体交差面白かったから。


 虚しき回想、終わり。


 木曜夜に懐かしのオーフスに到着。ホテルはアパートタイプで洗濯機まで有り無意味に洗濯した。街をフラフラしながら明日の遠足の切符を買ってレストランを探そうと思ったらなんちゃって寿司屋の多いこと!さあクーナを下ろしましょうさんに見せねばとゲテモノ寿司の写真を撮りまくる。その数8軒!

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その一部をご覧に入れます。


 後2週間だけオーフスの北のオールボーで働くホルンのドラマ(カナダ)が1本後の電車でハンブルクからオールボーに向かっていることが判明。しかも列車が大幅に遅れて(今回は珍しく私のは遅れなかった)オーフスで長々と接続列車を待ち合わせる可能性が有るそうなので晩飯を保留して連絡を待つ。しかし不発に終わりドラマとの異国での感動の再会とレストランの開店時間を逃す。いいもん。セブンイレブンだってデンマーク名物だから。

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 翌日遠足。先ずはヴィボーへ。ここの大聖堂はデンマーク3大聖堂に数えられています。

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最後の晩餐。
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アダムとイヴ。


 ここにも2軒有ったッ!

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 ヴィボーは15年前にオスロのアーケシュフース城で会ったドイツ語の上手な優しいおにーちゃんの出身地です。f:id:KomikerpianistNI:20191203192924j:image
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 どうしているかな…。


 続いてラナス。古めかしい街並みが居心地良かったです。

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 市庁舎。

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ここのピザ食べたい!


 夜はホテルのレストランで昨日逃したデンマーク名物を頂く。

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 牧畜が盛んで牛製品が特産だそうです。


 土曜日、何やら行われていたらしい。

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 13年前時間と予算の都合で諦めた野外博物館デン・ガムレ・ビュへ。

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 今日の午後なら飲めるとドラマに誘われたもののオールボーまで行ったらユトランド半島最北端のスケーエンまで絶対足を伸ばしたいし、そうなると次の日のウジツェちゃん(フルート・セルビア。出身地がそのまま安直にあだ名になった)のリハーサルに間に合わないので涙をゴクゴク飲んで南下した。その際「スシドック」を買ったッ!マズかったらさあクーナを下ろしましょうさんに知らせなきゃと思い喜び勇んでかぶりついたら…

 

ガーン中々ウマかった。

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 リーベの大聖堂もデンマーク3大聖堂の1つ。
 K「ねぇ、どのくらいたくさん階段有ったの〜?」
 S「いっぱい!」
の舞台となった教会で、10年前の訪問ではその段数を確かめるべく数えながら昇って、遂に数え切ったところで風景に感動しておひょ〜と小さく叫んだら折角数えた階段の数をきれいさっぱり忘れてしまい降りも数えたという私にとって無駄に笑いのネタを提供してくれる名所でもある。
 もう一つの目的は夜警のおじさんの後ろをくっついて町を回ること。10年前の訪問は冬だったので夜警のおじさんはシーズンオフでお休み。今回は時期的にかなり微妙だったので夜警が有りますようにと祈りながら午後8時に出発地点になるはずのホテル前に恐る恐る行くと観光客と思しき人達がわらわらと集まって来たのでどうやら有りそうだとワクワクして来た。
 定時にバイキング衣装を着けた3人の夜警のおじさんが登場(やった〜!)。民謡を口ずさみながら町を練り歩き、時折立ち止まってそれぞれデンマーク語・英語・ドイツ語で街の歴史を説明してくれる。ドイツ語担当の方の後ろには私を含め4人だけがくっついて歩いたがハンブルク在住のカップルもその中にいて、彼氏の方が夜警のおじさんが何やら愉快なことを言う度に相当な音量でフンッと鼻で笑うのでそのうちこちらが可笑しくなって笑いを堪えるのに苦労した。
 我等がドイツ語隊が1番少人数だったので真っ先に1周してホテル前に帰って来た。おじさんに質問を浴びせかけているうちに英語隊とデンマーク語隊も帰って来て参加者全員集合したところで(多分)市の職員から夜警の3人に花束贈呈。なんと!今日が今季最終日だったッ!間に合って良かったッ!

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 問題はこの後開いているレストランが極めて少ないこと。慌てて近くのイタリア料理店に駆け込んだら店内飲食はもうダメでーすお持ち帰りはイイでーすと言われる。間違えて巨大ピザを頼んでしまいユースホステルに持ち帰ってヒイヒイ言いながら食べた…。

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ハッこんな所に丸髭先生!


 ウジツェちゃん合わせの為翌朝早めに出発。日曜で礼拝があったので見学は控えたが大聖堂は相変わらずの美しさだった。

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 これでデンマーク3大聖堂の内観ていないのはロスキレだけ。近いうちに行ってやる。