笑う伴奏生活

ハンブルクから愉快な共演者達を御紹介します。

つっついにメダル…

 今年の世界陸上は殆ど日本で時差の中観戦したが開催最終日にドイツに帰ることに。しかも長年応援しているポーランドレヴァンドフスキ選手が走る男子1500m決勝の頃はミュンヘンの空港にいる。空港で放送してくれないかな〜と思っていたがやはりそんな有難いことは起こらず携帯で結果を気にしながら搭乗時刻になった。
 日本で世界陸上をTV観戦するにはこの上なく鬱陶しい◯田◯二と中◯美◯の司会を耐え忍ばねばなりません。競技場ではなく2人が画面を占拠している間は音声を消したりしながら凌ぎました。何故こんな余計な苦労を…。
 レヴァンドフスキ選手は以前は800mを中心に走っていましたが、同じポーランドには世界選手権で2度銀メダルを獲得しているクシュチョト選手(日本語だとこうなりますが実際にはそれはそれは複雑な発音)もおり、「1500mの方がメダルに近いのではないか」とのコーチの提案で最近では1500mでも実績を残し、今大会は800mを走らず1500m一本に絞って念願のメダルに挑戦です。
 オリンピックと世界選手権では800mと1500m合わせて既に5回決勝レースを走り4位が2回。今季のワールドカップシリーズも好調で準決勝の成績も良かったのでメダル獲得成るか?と大いに期待していたのですが◯田達に言わせると男子1500mはケニアノルウェーなのだそうです。他の選手の名前などひとっつも出てきません(消音中に出て来たとは考え難い)。でも蓋を開けてみたらノルウェーのインゲブリットセン三兄弟の内決勝に残ったのは末っ子のヤコブだけ。選手には全く責任は有りませんが◯田達の目論見が外れるとざまァと思います(バカ)。
 ミュンヘンで飛行機に乗り込み座席に着いてドアが閉まる直前にもう1度だけと思って試合結果を確認するとレヴァンドフスキ選手の名前が上から3番目に有りました。メダルを獲ったのです。


 だー(涙)。


 早くウチに帰って決勝レース観たい〜!表彰式見たい〜!


 レースはケニアのチェルイヨット選手がぶっちぎりの優勝。2位以下は大混戦でロンドン五輪の覇者アルジェリアのマクルーフィ選手が2位、僅かに遅れてレヴァンドフスキ選手がゴールした。メダルを逃しての4位は◯田達に優勝候補と目されていたノルウェーのインゲブリットセン選手だった。
 ゴール直前に「表彰台だ!」と叫んだポーランドのアナウンサーの上ずった声、表彰台での嬉しそうな表情、直後のインタビューの終始笑顔でかなりの早口で述べた応援してくれた全ての人への感謝の言葉(ポーランド語なので全然分からないけど)に、初めての世界の舞台となった2008年の北京五輪からの時の重みが感じられた。
 4年前のエイプリルフールの走るのなんて辞めてやる〜ッ!の打ち消しに、「世界でメダルを獲るまで辞められないよ!」とファンに宣言したレヴァンドフスキ選手ですが、まだまだ走って欲しいです。