笑う伴奏生活

ハンブルクから愉快な共演者達を御紹介します。

リュージュ一喜一憂

 平昌五輪が終わって1ヶ月経った。ドイツにいるとアジアでの大会が逆に時差で観辛いがユーロスポーツプレイヤーを買って練習の合間に観まくった(バカ)。最も心に残ったのはフィギュアスケート・ペアで優勝したサブチェンコ&マッソーとカーリングの3位決定戦。未だに録画を繰り返し観てます(バカ)。
 ドイツはスキージャンプやバイアスロン等も強く、強ければワールドカップシリーズも随時放送されるので、観戦を繰り返す内にドイツ以外に御贔屓選手を見つける事もある。応援する理由は大抵些細なもので、前の試合で他の選手の転倒に巻き込まれて可哀想だったとか、ウチの学校のフルートの学生に似ているとかそんな感じ(バカ)。野外競技は平昌の気まぐれな風に翻弄される選手達が時に気の毒だった。
 ドイツはリュージュも強く、男子1人乗りのロッホ選手には五輪3連覇がかかった。3本目を終えてダントツ首位。3連覇は堅いものと思われたが最終滑走残り僅かの所で大失敗をして5位に転落。ゴール地点で肩を落としてショボーンとする姿は彼のファンでなくても痛々しかった。
 男子2人乗りで長年応援していたのはオーストリアのペンツ&フィシュラー。理由はペンツ選手がトロール人形みたいで可愛いから(バカ)。共に30歳以上のベテランで、前回ソチ大会では大接戦の1本目で3位につけたが2本目で落車し、ゴール後コースの壁にもたれかかって泣いていた姿が忘れられない。
 昨季フィシュラー選手の心臓の炎症が見つかり、ワールドカップシリーズへの参戦が出来なかった。地元での世界選手権に何とか間に合って出場したが僅かの差で表彰台に届かなかった。
 学校にいたので5分置き位に結果速報ページを更新し(バカ)1本目を終わって2位に付けているのを確認して歌姫様(ウクライナ)の録音へ。2回歌ったところでハイハイもう十分アンタはこれ以上良くは歌えないよと言って退出と同時に結果に飛び付く。銀メダルのマークの横にペンツ&フィシュラーの名前が!あの時ハンブルク歌劇場の前で携帯電話を見ながら顔を崩すアジア人を見た人がいたら、それは私です。
 表彰式ではガニ股で台に飛び乗ったペンツ選手。おめでと~(涙)。
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 2人共この大会を最後に引退するらしく、また寂しくなります。