オシイェク着と同時に愛しのペンションに直行。宿のボス(女性)は、「去年も
いらしたわね!」と出迎えて下さり、部屋を案内する際にも、「部屋も去年と同じね!」と記憶力の良さを見せた。
愛しの宿名物猫。
愛しのレストラン『スラヴォンスカ・クチャ』は愛しのペンションから歩いて3分。待ち合わせ時間1分前に曲がり角でさあクーナを下ろしましょうさんと遭遇しお互いの時間的正確性に驚く。2日遅ければ夏季休業で閉まっているところだったが1年待ち望んだこの日ッとばかりに期待と空腹感いっぱいで入口をくぐると…
だ〜れもいない。待っても呼んでもだ〜れも来ない。
愛しくなければさっさと店を出て他を当たるところだかこの店の商売っ気の無さ(決して態度が悪い訳ではない)と美味しさを知っているので勝手に席に着いて気長に待つことにしたら、2分程度でお馴染みの無愛想で親切なおじさまが登場した。今年は初めて魚のグラーシュではなく牛のシチューと焼魚を頂くことに。やっぱり何を頼んでも美味しい〜(涙)。
スラヴォンスカ・クチャでは飲酒を控え目(のつもりが特産ワインが美味しくて結構飲んだ)にして生オシイェクビールの飲める『ルンダ』を目指す。去年ビール工場の声のデカいおにーさんが体を張って教えてくれた店だ。途中で地図を眺めていると若い男女が英語で、「何処を探していますか?」と訊いてきた。
私の英語よりもさあクーナを下ろしましょうさんのクロアチア語の方が頼りになりそうだが先方が店を知らなければ難しい。私達も市内の通りの名前を熟知しているわけではない。物は試しとドイツ語を話しますかと訊くと女性の方が、「Oh mein Gott !」と。オーストリア人だった。お陰でルンダを楽々見つけていざ生ビールを注文する段になってビールの種類が良く分からない。するとなんとまたお店のおにーちゃんがドイツ語を話せたッ!このままいくと今回の旅行はドイツ語だけで済むんぢゃないか!?
翌早朝さあクーナを下ろしましょうさんは次なる目的地に向けて出発し私はもう1日オシイェクをふら〜とする。
去年雨宿りした市場でTシャツを買うと2枚目を半額にしてくれた。
スポーツバー『ハットトリック』におにーちゃんに挨拶に行ったらおねーちゃん勤務だったにも関わらず飲み過ぎた(バカ)。
『スラヴォンスカ・クチャ』以外で良くお邪魔するイタリア料理店『ルスティカ』にてドイツ語のおじさまにのせられ食べ過ぎる(バカ)。
少し腹をこなさねば寝られやしない!と散歩を決行。さあクーナを下ろしましょうさんに教えてもらった第2の生オシイェクビール店の前を通ると確かに立て看板にでかでかと、『ぜ〜んぶ生!!!』と書いてあるがもう1滴も無理(涙)。
ハットトリックの前を通ると懐かしのおにーちゃんが空っぽの店内(テラスは満員)でサッカー観戦に熱中していたがもう1滴も無理(涙)。
チェックアウトの際ボスにドーラさんはどうしましたか?と訊いてみた。ドーラさんはこのペンションで毎回お世話になっている若い女性スタッフである。するとボスは…
「後2週間で子供が生まれるのよ!先週末まで働いていたの。今度いらしたら子供も一緒よ!」
おお目出度い!来年もオシイェクに来なきゃ!今度はハットトリックでの飲み過ぎとルスティカでの食べ過ぎに注意しなきゃ…。