サンタ先生率いるフルートのクラスの合宿で毎年初夏にやって来る我が楽園ラインスベルク。合宿は湖の滸の古城にて行われ、すぐ隣はビアガーデン(しかもイェーファー!!!)である。初めて来たのはもう15年近く前。あの頃よりも随分観光客が増えたようだが、それでも日本にはあまり紹介されていないであろう。
城から30m程行くと素朴な教会の建つ小さな広場が有り、ずっと前からここのクリスマスマーケットを見に来たかった。大きな街とは違って3日間しか開催されず、昨年まで3回続けて逃した。先週末遂に!
この情景は歴代サンタクラス員はおろかサンタ先生本人も見たことがないであろう。サンタなのに。
観光客向けというよりはラインスベルクに住む人達のお祭りといった感じで、小規模だが幸福感溢れるマーケットだった。特設舞台上ではお楽しみ抽選会なども行われていて、出店で服飾品を売っていた女性が、「あたしです~!」と舞台に走って行くといった具合。夏にはニンニクアイス(ゲテモノ)なども売っているアイス屋台は灼熱葡萄酒屋台に姿を変えていました。
ビアガーデンは勿論休業中。
馬車の上のサンタ。
いつもの合宿所ではなく湖畔のホテルに泊まりましたが、バルコンやバスタブも有り、値段の割には朝食も随分立派でした。
ロビーから湖を望む。
城庭園の散歩は冴え渡る空気の中で大変快適でした。
以前1人で何度か来た喫茶店でお茶を飲みながら写真を2枚だけ顔本に投稿してぢゃあそろそろ駅に向かおうかと店を出たら修道女から電話。
「あなた今ラインスベルクにいるの?」
・・・いるけど、それがどうかしたの?
「ラインスベルクの何処にいるの?」
・・・まさか君もラインスベルクにいるの?
「あたし10月から音楽アカデミーで働いてるのよ!」
・・・おお!
幸いバスまで時間が有ったので最終日を迎えたクリスマスマーケットで灼熱葡萄酒を一緒に飲みました。
来年も是非来たいというわけでは有りませんがとても楽しい週末でした。