笑う伴奏生活

ハンブルクから愉快な共演者達を御紹介します。

2017年、夏(1)。

 只今函館市台風真っ只中につきうるさくて寝られやしない!家はひっきりなしにがたがた言っていますがこの暴風雨はまだまだ続くらしいです。

 折角ですからこの夏の旅行を心静かに振り返ろうと思います。フライブルクで旧友に再会し、リヒテンシュタインを通ってオーストリアを目指し、ウィーンで飲み友達に女神を紹介し、グラーツでまたまた旧友と再会した後旧ユーゴスラヴィアに入る予定です。

 直通の特急で優雅にフライブルクに到着する予定が目前まで来てカールスルーエで不吉なアナウンスが入りました。倒木の為先に進めず復旧の見通しも立っていないと。一時間以上待たされた後で、『この電車はここ止まりとさせて頂きます。』だとッ!一時間前に言えッ!
 鈍行でオッフェンブルクまで行き代行バスに乗りますが、本数がもの凄く少なくバス停は御覧の様子。
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 次第に乗客同士の小競り合いなども発生。二時間半くらい待ったところで六台目位のバスに周りを押しのけて無理矢理乗り込みました。数駅先のオルシュヴァイアーからは電車が走っているという情報です。オルシュヴァイアーに着くとホームにフライブルク行きの電車が止まっています。バスを降りた多くの乗客がうんざりした表情で長~い螺旋階段をスーツケースをガラガラ引きずりながら登っていると何と!電車が動き出しました。
 「なにーっ!これが事実である訳がない!」とみんな大騒ぎしながらぐるぐる回ります。幸い電車は直ぐに止まって私たちを待ってくれました。
 予定よりも四時間半も遅れてフライブルクに到着・・・。旧友との再会もホテルのチェックインも夕飯もすべて駆け込みで達成しました。今回の旅の先が思いやられます。