笑う伴奏生活

ハンブルクから愉快な共演者達を御紹介します。

仏様と飲む。

 ジャイアソ(フルート・ドイツ。因みに先生)から、「おフランスジジイが学校で講習会と演奏会やるんだけど伴奏してくんねェか?」とメールあり。おフランスジジイの印象はニースでのおフランスジジイコンクールでも前回の講習会でもかなり悪い。断る口実は無いものかとカレンダーを確認すると…有ったッ!
「仏様講習会と日程が完璧に重なってる!ざーんねん!」と喜び勇んで返信した。
 仏様の演奏会の曲目は超王道と知られざる傑作、それに自身の編曲による超絶技巧作品とバランスが取れている。世界中で大人気の仏様にとって王道曲であるサンカンのソナチネやジョリヴェのリノスの歌などは眠りながらでも吹けるのでは?と思えるが、演奏会前日の合わせでは突然中断して、「今僕一拍早かった?」「今僕合ってた?」という親しみを感じさせる面も見せた(実はどちらもちゃ~んと合ってる)。
 毎日「今日は飲もうね!」と言ってくれるのだがジャイアソとおフランスジジイに何度も妨害され最終日に、「今日こそ飲もうね!」がやっと実現しました…。このエピソードだけでこれらのフルーティスト達の演奏の違いが量り知れるでしょう。
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 次回も楽しみです。