笑う伴奏生活

ハンブルクから愉快な共演者達を御紹介します。

憂鬱度数減少の記

 謹賀新年でございます(春の海、しかもおせェんだよ!)。
 退屈な年末だった・・・歌の友達は歌ってるし楽器の友達は演奏してるしピアノの友達は籠って練習か彼氏または彼女と旅行だし、私も旅行しようと思ったものの期間が中途半端で結局ハンブルクで一人飲んだくれました。

 9月にはハンブルク郊外でフルートのサンタ娘の講習会の伴奏。会場は森の中の小学校で講習会第1日目は丁度小学校の入学式で、喜ばしい不雰囲気に溢れていました。この講習会はチェロのご主人とフルートの奥様が全て企画・運営されており、素晴らしい講師陣を招いて20年以上前からで行われて来たそうですが、「引け際を間違えたくない。余力を持って終わりたい。」というご主人の考えで今回が最後となりました。なので私にとっては最初で最後の参加でした。

 10月にはフルートのさあクーナをおろしましょうさんと函館でバロックと旧ユーゴスラヴィアの作品による演奏会を行いましたが、地元の演奏会って色々大変ですね。今更ながら改めて思いました。

 11月下旬、メランコリー(ファゴット・韓国)の卒業演奏会。中国のオーケストラに入団した彼は試験の為に1週間だけハンブルクに戻って来ました。おんや?以前ほどメランコリーじゃない・・・何故?と思ったら中国での生活は彼にとってストレスが多いそうです。飛行機を降りた瞬間から空気の違いに心がスッキリしたとか。
 ちょっとプログラムが彼のスタミナには大変だったか・・・でも難曲ジョリヴェの協奏曲も何とか頑張りました。来月非公開の試験とオーケストラ伴奏による協奏曲の為に再来ハンします。そしてやっぱりドイツがいいからオーケストラを辞めてドイツで楽器修理の勉強をすると言っています。「40になってからではやりたいことをやるには遅過ぎるから。」だそうです。やはり私にはもう遅いのか(涙)・・・。