笑う伴奏生活

ハンブルクから愉快な共演者達を御紹介します。

民謡合戦。

6月28日、具合先生クラス学内演奏会。卒業まで後僅かというところで力尽きて中退したC(ドイツ)に代わって卒業まで後僅かというところでフォルテシモ先生に耐えられなくなったL(メゾソプラノ・コロンビア)がやって来て総勢6名全員出演。
具合先生のお達しで学生達はプログラム終了後各自郷里の民謡を歌うことに。私も以前交流の有ったS先生(数年前に死去)のピアノ曲「KOMORIUTA」の一部を弾いた。民謡は当初無伴奏で、との提案だったが先ずロシア出身のP(バリトン)が、
ロシア民謡無伴奏だと凄く変なんです!」と直訴し伴奏可に。結局元気な女(メゾソプラノ・ドイツ)だけが無伴奏で歌ったが凄く良かった~!
Lのコロンビア民謡は物悲しく、ベビーフェイス(テノール・オランダ)はシャンソンを思わせた。Pのロシア民謡は大らかでYY(バリトン・中国)の民謡に基く歌曲はしんみりと響いた。
旧女王様(ソプラノ・ドイツ)の卒業(退位)に伴って即位した新女王様(カウンターテノール・オランダ)は何を歌うのかと思ったら具合先生のお達しを無視して自国の歌手の曲を弾き語り。やっぱりコイツは女王様だ…。