笑う伴奏生活

ハンブルクから愉快な共演者達を御紹介します。

ラインスベルク2018

湖畔の古城でのサンタ先生クラス合宿。20年以上前から毎年行われて来たがサンタ先生の引退が近づき今年は公式の学生は整形ちゃん・携帯ちゃん・刺青(何れも中国)と交換留学生のマリア(イスラエル)の4人。サンタ先生が卒業生も誘い黄金時代(面白い学生が多かった時代)の力口(ドイツ)とあか姐(日本)も参加。今年は楽しくなるぞ~!
…しっしかし最も積極的だったのはこの2人で現役の学生達は朝食に現れず(少しでも長く寝ていたい)レッスン時間の確認もせず、自分以外のレッスンの聴講も殆どしない。或る日などは朝レッスン開始時に部屋へ行くといたのはその2人だけ。気まずい…。
そっそれでも力口とあか姐とは時間が有ればビアガーデンに行って歓談。最高の時の欠片が戻って来た気がした。
修了演奏会後にはいつも料理長である空腹さん(本当にドイツ語で空腹を意味するフンガーという苗字。渋いイケメンなのに甲高い声)が軽食と飲み物を用意して下さって打ち上げなのだが刺青(中国)がそれを一目見るなり、
「また典型的ドイツパンかよ!」
これにキレたサンタ先生が説教。刺青はこの後ずーっと不貞腐れたまま周りを無視して携帯を弄り続け(第2の携帯ちゃん誕生)終いにはサンタ先生に退場を命じられた。
この調子では来年の開催は微妙…でっでも今年はサンタ先生からのお誘いが遅くて泣いた卒業生がいっぱいいたので、来年早めに連絡をして有終の美を飾って欲しいです。これで終わりではちょっと哀しい…。
ハンブルクに帰ったその日に偉い先生達の中為の校内自己満足大会受賞者演奏会。今回は具合先生と歯だった先生の生徒さんが出演したので楽しく終了。翌日、「ラインスベルクから帰った次の日あたし達学内演奏会なの。あんた時間有る?」と姐御に言われて知ったジャイアンリサイタル。最初にオレの都合をきけよ!!!ミュンヘンのクマちゃん演奏会を涙をゴクゴク飲んで諦めて弾いてやったがみんな準備も態度もいい加減でムカー!!!
こっこの借りは来月返してやる…。