笑う伴奏生活

ハンブルクから愉快な共演者達を御紹介します。

笑えない独奏生活

 9月22日、近所の交流センターで父の知り合いを招待しての内輪独演会。内輪だし無料開放で曲目も臨機応変に!と思って直前まで決めず普段練習しているものから仕上がりの良いものをと思っていた。

数週間前まで予定していた曲目
・バッハ:トッカータ ホ短調(初挑戦)
・ラフ:子守歌(初挑戦)
・ラフ:アイルランド民謡による即興曲(初挑戦)
・ヨルク=ボウエン:短いソナタ(初挑戦)
ショパン即興曲第3番(29年ぶり)
ショパンスケルツォ第3番(34年ぶり)
フォーレ:主題と変奏(最近!7年ぶり)


 練習をサボっていた訳ではないけどこの調子だとどれもこれも間に合わない…と大幅変更。


慌てて変更した曲目
・バッハ:トッカータ ホ短調
ショパン即興曲第3番
ショパンスケルツォ第3番
・リスト:溜息(初挑戦・最近良く練習していた)
・リスト:パガニーニ練習曲第6番(初挑戦・年内に仕上げなければいけない)
ゴダール夜想曲第3番(先日録画したばっかり)
ゴダール舟歌第3番(先日録画したばっかり)
フォーレ:主題と変奏


 …内情を晒すべきではないのだろうけど初挑戦ものがことごとく間に合わずバッハだけ半ば意地で残して辞めた…。3日後に弾くメシアンとセヴラックを入れればもっと楽だったろうが、「もう聴いたから明々後日行くのや〜めた!」という人も現れるかも知れないしと思って…。
 極々少数にだけお知らせしたとばかり思っていたら60人以上呼びよった…親とは信用ならぬものぢゃ。
 会場は子供の頃祖父が受付のバイトをしていた図書室に通っていた所で、東京に引っ越す直前に中学生活最後に弾いた懐かしの場所。ここで1人で弾くのはあの時以来。大改修工事を経て講堂の場所も移動したが、現在のピアノは嘗て市民会館小ホールに有ったらものだそうで、小学生の頃に発表会で弾いた楽器に違いない。
 安全プログラムにしたからあまり冷や汗をかくこともなく演奏終了。アンコールは30年前に発表会で弾いたサロン小品をあの時の同じピアノで。終わった後は5分で帰宅しいつも通りの夜。気楽な内輪独演会でございました。