笑う伴奏生活

ハンブルクから愉快な共演者達を御紹介します。

バレエダンサー先生10周年!

 バレエダンサー先生の腹話術学院での講習会が10周年記念を迎えましたッ!
 思えば第1回開講直前に深夜に自転車ですッ転んで(勿論ビール飲み過ぎ)右肩が動かなくなり、高音は上半身を右にスライドさせながら弾いたんでした…。以後暫くは問題無く毎年過ぎたのですが数年前からバレエダンサー先生がハンブルクに来るに当たって何故か何かが起こるようになりました。バーゼル空港への道中で車が故障したり予定の飛行機が当日キャンセルになったり(お陰で講師演奏会の合わせが30分しか出来なかったが意外と上手くいったので彼は、「来年は合わせ無しでやろうか!」と言われた)、また或る時は大風邪…。主催者の腹話術人形(ブラジル)も近年では、「今年は何事も無く到着しますように…。」と祈るのが恒例となりました。
 今年は予定通りにハンブルク着。ただ数週間前から咳が止まらないのが唯一の問題で、咳を我慢しながらの演奏会はきっと辛かったと思います。
 今年のプログラムはバッハのイ長調ソナタウェーバーソナタ(原曲はピアノ・ソナタ)の間にラヴェルメシアン・ニールセンの小品と無伴奏現代曲。丸髭先生の時のようにウェーバーの楽譜が中々手に入らなくて(サンタ先生が持って来てくれるのを忘れたりして)やっと手に入ったらメチャクチャ難しくて2週間喚きながら練習しました…。
 今年はドイツ人の受講生が1人もいないという珍しい年になりましたが個性的で積極的な参加者が何人かいて、バレエダンサー先生も相変わらず長い脚を活かしたダンスとライライパイパイ言う不思議な歌詞付きの歌声が冴えました。因みに日本人参加者もいませんでしたがバレエダンサー先生のレッスンは大変素晴らしくてお勧めです。参加希望の方は来年是非ハンブルクへ!