笑う伴奏生活

ハンブルクから愉快な共演者達を御紹介します。

しんぢられない!し〜んぢられない!

 ジャイ弟子3連日。ただでは済まないと思ってはいたが…。
 6月29日。歴史的バカ発言の日。或る学生が中間試験直前までうんともすんとも言って来なかったので、他のジャイ弟子達と彼女は今回ピアニストの彼氏と一緒に吹くんだよきっと、それにしても貴方に知らせるべきじゃない?などと言っていたら見事前日のレッスン(この日も1人で吹いていた)終了時に、「私明日ジョリヴェじゃなくてカルメンを吹くんだけど貴方時間有る?」と聞いて来たッ! ちょっと待てそうはいかない!今頃になって行って来ても私は明日は弾かないよ!と言うと、
「私何週間か前に言ったじゃない!忘れたの?」と半ば逆ギレ。
 問題は1度も合わせをしないで試験前日に曲目を知らせるという心構えなのぢゃ!と言っていたら、ここで師匠であるジャイの口から世紀の爆弾発言が正に暴発。
「じゃあお前ソロ曲吹け!カルクエラートなら吹けるだろ!」

 

 


 …指導者の口からこんな発言が出て来るとは夢にも思わなかったのでどう返答して良いものか分からなくなってしまった。やっとのことでそれぢゃあ何にもならない。ピアニストに対する礼儀が欠けていると言うと、
「その通り!連絡しないお前が悪い!今度からもっと早くノブエに連絡しろ!」
…で終わり。


 話にならん。


 試験の時間もドアマン先生が何週間も前にメールで知らせてくれたのにそれが見つからない(ウソつけ。探すの面倒なくせに)と言って数人の学生には私が教えてやった。
 学部の非公開卒業試験ではモーツァルトの協奏曲を暗譜で演奏する規定だが、或る学生は、「以前何度かやったことあるし、合わせなくても大丈夫です。」と力強く言ったので本当に合わせナシで当日を迎えたら殆ど2小節毎に間違えよった…。落第したという話は聞かないがあれで卒業出来る音楽大学って…。


 全員分まとめて書いてやれ!と思っていたがここまで書いて気分が悪くなって来たので続きはやっぱり後日にします。