笑う伴奏生活

ハンブルクから愉快な共演者達を御紹介します。

ルッカにて、その3。

 合宿期間中に先生達の共通の友人オーボエ奏者が相次いで亡くなった知らせがあり、彼等は抱き合って悲しみを共有しました。ルッカでの私達の演奏が亡くなったお2人の許に届いたことを願っています!

 木曜日がルッカ観光です。着くや否や「オリガミ」というかなり胡散臭い日本レストランを発見。落武者先生は寿司食おうぜと提案しますがまだ着いたばっかりだし先ずは旧市街に入りましょう!


 学生の研究発表その1・城壁


Mのリサーチによるとルッカ市を巡る城壁は世界で(多分)4番目に古く全長14キロ(多分)に及ぶ長大なものらしいです。城壁の上から料理長Lが城壁の上を撮影している落武者先生を撮影しました。


 旧市街に入るとみんな喉の渇きを抑えきれず直ぐにカフェのテラスに着席しました。え〜折角来たのにつまんな〜いと私は1人街をフラフラし始めました。
 途中で誉め殺し先生の為に煙草を買いに寄って(数本たかる予定)結局ピザを1切れ買ったらこれが美味!イタリアは素晴らしい!
 歴史的旧市街は見どころも多くあっちで止まりこっちで止まり…プッチーニ博物館の前の銅像と記念撮影をしますがオーボエ奏者にとってプッチーニは神様ではないらしく内部見学はしませんでした…。

 

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プッチーニ像(手には煙草)に寄りかかる落武者先生の後ろ姿。


 例の2人以外で塔に登って階段の数を数えたのにまた忘れた…。

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 街歩きにやや疲れてまた広場のカフェに腰を下ろします。


 学生の研究発表その2・円形競技場


料理長Lとその助手Mによると今我々が座っている広場は昔コロッセオの中央部分だったとか。通りで周囲より少し低くなっている訳です。今私達が座っている場所でその昔決闘が行われていたのだと思うと古の観衆の眼差しを感じた気がして僅かに寒気がしました。が、落武者先生お勧めのビールが美味しくて、この後直ぐ食事に行く予定なのにガブガブ飲みました。イタリアにも美味しいビールが有ったッ!

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 食事の前の食欲促進(言い辛い)に更に街をフラフラしていると、同じくルッカ出身の作曲家ボッケリーニの名を冠した音楽学校が有りましたが、現在関係者以外立入禁止でした(涙)。


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ボッケリーニを見上げる落武者先生。

 

 学生の研究発表その3・ボッケリーニ音楽学

 何故かここでヴィーガン娘とその親友が積極性を発揮し、偶然入口に立っていた学生にあれこれ質問を浴びせそれを直ちに彼女達の研究発表にした(要するに行き当たりばったり)ものの、わりと直ぐに訳が分からなくなって結局その学生に英語で色々説明してもらった…。


 食事は当然イタリア料理店で自家製ピザやパスタをイタリアワインと共に。テラスの居心地が良くて帰りの電車を予定より2時間も遅らせました。