笑う伴奏生活

ハンブルクから愉快な共演者達を御紹介します。

ヴィオラ・バルトーク

 5月1日、ロボット先生(ヴィオラ)クラス学内演奏会。担当ピアニストはおじさんなのだがE(韓国)が個人的に私と弾きたがりそれが受け入れられた。更にこの日はおじさんの都合が悪くG(台湾)とも一緒に弾くことに。後の学生は無伴奏を演奏した。

 終演後ロボット先生とduzenの儀(要するに親睦が深まった)に続いてウチのクラスでもっと弾いてくれないかとお話が…。


 …あれ?確かおじさん、「ロボット先生は自分としか一緒に仕事をしたくない。」って言ってなかったっけ?


 私には決定権がないけど機会が有れば是非とお答えするとロボット弟子達からイトさん弾いて下さいメールが次々と…。どうしたものか。

 

 5月7日、リゲティ祭りの一環でソプラノのHとバルトークハンガリー民謡を共演。
 Hはドイツ人とハンガリー人とのハーフでマジャール語に堪能。今回リゲティマジャール語による歌曲を歌った他の学生に発音指導も行ったらしい。
 以前私がバルトークが好きだと言った時に、「良い事聞いちゃった〜!」と言っていたのが今回共演が実現したきっかけである。
 大学院はリューベック音楽大学に進んだ彼女は目覚ましい進歩を見せ我が校の教授陣も称賛していたが、私は小学生みたいに一生懸命練習したのに全然上手く弾けなくて生きて行くのがイヤになりました。