笑う伴奏生活

ハンブルクから愉快な共演者達を御紹介します。

2024年明けました

 謹賀新年でございます(春の海)。

 

 年が明けると同時に日本から大地震のニュースが届きました。石川や新潟の友人達は無事を報告してくれましたが、被害がなるべく最小限に留まることを遠くから祈っています。


 きよしこの夜礼拝堂からの徒歩越境(川を渡っただけ)に始まった2023年でしたがなんと50歳になった年だったんですよね。相変わらず間抜けに過ごしたと思ったら少しは頑張ったことも有ったみたいです。
 ぜ〜んぶ個人的なことですが先ずは6年前に計画だけして直ぐ辞〜めたグリーグの抒情小曲集を暫くして思い直して再開してから7月にやっと完結しました。
 それからコロナ禍と同時に始めたバッハの平均率曲集を全曲1度は暗譜で辿り着いてみようキャンペーンが12月に終わりました。1曲辿り着いたら次の曲に取り掛かっていたので今でも暗譜で弾ける曲は殆ど有りません。
 何度弾いてもヘタだった1番好きなショパンマズルカもやっと少し楽しく弾けたし4年ぶりの東欧旅行では長年の目標だったサラエヴォにも行きました。


 …お前は真面目に働いてンのか!?とツッコミが入りそうですね。入っても全く反論出来ません。でも学生がYouTubeの伴奏動画に合わせて吹いて満足しているなら私から一緒に弾かせて〜とお願いするつもりも有りません。


 今年記念の年を迎える作曲家達。


スメタナ(生誕200年)
意外とピアノ曲が多い。演奏会用練習曲が難し過ぎないと良いけど…。

・ライネッケ(生誕200年)
ハンブルク出身で傑作のフルート・ソナタは何百回も弾いた。ピアノ曲も漁ってみたい。
・スーク(生誕150年)
ヴァイオリンが愛奏されるが彼も意外に多くのピアノ曲を残した。しかも良さそう。難しそう。

ホルスト(生誕150年)

去年彼の数少ないピアノ曲を2曲も弾いちゃった。でもまだ数曲あるし…。

フォーレ(没後100年)
大好きな作曲家。大好きな楽曲形式『舟歌』を13曲も書いた!
・リャプノフ(没後100年)
おお彼も舟歌を書いている!が、難しそう。以前ヘタクソだった『カリヨン』に再挑戦するか…。
・デュボワ(没後100年)
ゴダールローマ大賞を分け合った作曲家。ピアノ5重奏曲は楽しかった。

スタンフォード(没後100年)
アイルランドの作曲家。ヴァイオリンの為の3つのロマンスは素敵ですッ!

 また数々の素晴らしい歌曲を残した團伊玖磨、映画音楽の巨匠ジャールとマンシーニの生誕100年にも当たる。弾いたり聴いたりする機会が沢山有りますように。


 さて、何曲実現出来るでしょうか。

 

 


 余談ですが今朝ウルムからフランスを目指しましたがドイツ国内鈍行列車乗り放題のその名も『ドイツチケット』がドイツ側の国境駅までしか有効ではないと知り期せずして昨年同様元日から歩いて国境を越えてやりました(川を渡っただけ)。


 今年もどうぞよろしくお願いします。