笑う伴奏生活

ハンブルクから愉快な共演者達を御紹介します。

本州全都府県踏破。

 山形に行って来た。
 これで本州全34都府県踏破。体操の試合を半分だけ観て泣く泣く移動した石川県、乗り継ぎ時間を利用して散歩したもののあまりの寒さに直ぐ駅に戻った岩手県や、横柄な女性に演奏を依頼されて1つも観光していない新潟県なども有るものの取り敢えず踏破(四国は香川、九州は熊本しか行っていない)。
 成田に朝早く到着してホテルのチェックイン時刻までファミレスで睡魔と戦うのがイヤで決行した小旅行。上野から新幹線に乗って電光掲示板で俳優の渡瀬恒彦さんの訃報を知り大ショック。車内で叫ぶわけにもいかず左手を何度も自分の膝に押し付けた。
 山形新幹線は在来線の線路上を走る区間が有り、極々小さな駅を幾つか通過するのが面白かった。山形市手前では未だ一面の雪野原も見る事が出来た。
 山形駅の目の前のホテルに宿泊。隣のスーパーでは北海道新幹線開業1周年を記念して函館物産展開催中。私には余り意味無し。

 勿論みんながそうでは無いのだろうけれど、山形の人達の会話は愉快!

城址公園にて
 若い男女が夕暮れ時に園内に入ろうとしている。
男「暗いけど!」
女「不審者とかいたらどうしよう。護身術身に付けてないよ!あっでも傘が有る!」

立石寺にて
 雪残る険しい石段の頂上付近にてまた若い男女。
男「ここで車の鍵落としたらどうする?」
女「え~、怒る。」

③同じく立石寺にて。小さな子を抱いて雪を踏みしめながら石段を上る外国人観光客。
「ホントの大冒険だ!」

④再び城址公園にて
 管理局の方らしき2人の男性が南の門に有る公衆トイレを通過。
男①「トイレだよ。」
男②「へえ、立派なの有るんですねェ。」
男①「してこいや。」
男②「いや、いいですよ。」
男①「なに、立ちションして来たのか?」

⑤ホテル大浴場にて。どこにスリッパを置いたか忘れた…私の他にはこの方だけ。
私「あの~どこにスリッパ置いたか覚えてらっしゃいますか~?」
彼「あ、オレ…1番上!」
私「あの~(どっちも1番上なんです~)…」
彼「真ん中真ん中!」

⑥東京に向かう新幹線の車内販売嬢。
私「お弁当有りますか?」
彼女(両手を前に下ろし)「申し訳ございません。売り切れてしまいました。申し訳ございません。」
私「何か食べるものは有りますか?」
彼女「おつまみ類とサンドイッチがございます。申し訳ございません。」
私「ではサンドイッチ下さ~い。」
彼女「はいっ。」
シ~ン…
私「お幾らですか?」
彼女「270円でご用意しています。」
私「270円丁度です~(チャリ~ン)。」
彼女「はいっ。」
シ~ン。
私「あの、下さい…。」
彼女「申し訳ございません。申し訳ございません。」

 既に長くなってしまったので写真は次回にします。