笑う伴奏生活

ハンブルクから愉快な共演者達を御紹介します。

2017年、夏(5)。

 ハッ気が付けばもう年末・・・夏の旅行記は甚だしく時季外れにつき数枚の美しき写真にてお茶を濁すことと致します。

ヴァラジュディン
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カルロヴァツ
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 クロアチア3大ビールの郷にあるまじく瓶ビールしか無かったッ!街も寂れた雰囲気・・・。

シベニク
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 非典型的観光客らしくクロアチアの海辺の街はなんと初めて。ドヴロフニクにもスプリットにもまだ行ったことが有りません。

 楽しい小話を1つ。ヴァラジュディンのお土産屋さんで白いTシャツを買わねばなりませんでした。真夏の太陽燦々なのに黒いTシャツしか持って来ていなくて暑くて死にそうだったためです。お店ではおばあさんが一人で働いていました。とても感じの良い方です。
 英語の下手でしょうがない私は、過去に旧ユーゴ諸国で幸運にも行く先々でドイツ語を話す方々にお会いした経験に味を占め、彼女にも、「ドイツ語を話されますか?」と尋ねてみましたが、彼女は途端に慌てだして両手を振り回し始めました。そして一言だけドイツ語で、「Katastrophal(メチャクチャです)!」と言いました。
 どの国でも挨拶くらいは現地の言葉で出来たらと思っています。そしてどの国でも喜んでもらえますが、旧ユーゴの国々では皆さんブラボーと褒めて下さいます。彼女も褒めてくれまして、「日本語ではHvara(クロアチア語でありがとうの意)は何て言うの?」と私に訊きました。「アーリーガートーオー。」とゆっくり言うと彼女はそれを紙に書き留めました。その紙を見せながら彼女は、「貴方の前にはスペインの方にも教わったのよ。」と、Arigatoの上のスペイン語を見せてくれました。
 さようならもクロアチア語で(勿論事前にガイドブックで何度も確認してから)言うと、彼女もクロアチア語で答えてくれました。私は白いTシャツを手にお店を出ると、背後で彼女が、「アリガトー!アリガトー!」と大きな声で発音練習するのが聞こえました。