笑う伴奏生活

ハンブルクから愉快な共演者達を御紹介します。

冬学期終了(何を今更)。

 夏学期開始と同時に絶賛入院中!術後痛みがこんなに続くなんて知りませんでした。全ての手術経験者への尊敬が深まりました。
 冬学期の終わりは楽しいけれど忙しい行事が続いて狂うかと思いました。 1月末日本の師匠の傘寿のパーティーで4日間だけ日本へ。20年以上会っていなかった同期生や先輩・後輩との再会も楽しくて行った甲斐有ったッ!
 2月にはサンタ先生クラス学内演奏会(フルート。現代曲ばっかり)、蜂蜜先生(声楽)及びレングリ先生(フルート。脚長し)の講習会が有りました。

 卒業演奏会は2つだけ。1月末にフルートのこけし(中国)。入学試験での演奏が既に印象に残っている彼女ですが、スイスでの一年間の交換留学中に調子を崩し、一時は、「フルートなんて見るのもイヤ~!」と、全ての楽譜を実家に送り返してしまうなど、紆余曲折の留学生活でした。
 室内楽曲を多く取り入れた楽しいプログラム。7年間大きな進歩を見せなかった彼女の演奏(元々の水準が高ければこそですが)が最後の半年で大きく変わり、大変素晴らしい演奏会に!サンタ先生は、「神が彼女の所に降りて来たんだろう。」と仰いました。

 3月頭、ヴィオラのJ(フィンランド)。ピアニストの急病で軽いパニックの彼女から頼まれましたが、2曲とも好きだし弾けるし引き受けました。入学試験で伴奏した時はえー彼女入ったのーと驚きましたが演奏を聴いたのはその時以来だったので2年間の彼女の努力を噛みしめながら一緒に弾きました。彼女の全てを出し切った良い演奏会でした。

 一方、春は別れの季節。次回のテーマはこれです。