笑う伴奏生活

ハンブルクから愉快な共演者達を御紹介します。

夏学期卒業演奏会だけまとめます。

お茶を次々濁している内に夏学期が終わってしまった…北ドイツ放送響予備校オーディションもサンタ娘講習会も偉い先生達の為の校内自己満足大会もクラリネット胡散コンクールもぜーんぶすっ飛ばして卒業演奏会まとめなきゃ!

5月15日、イェウム(クラリネット・韓国)卒業演奏会。学部・大学院・ソリストコースとずっと一緒に演奏して来たベテラン学生で、1週間前に共演予定だったヴァイオリ二ストがドタキャンしても落ち着いて対処した。白羽の矢が立って急いで準備した同じく韓国の若者は最初あがっていたようだったが徐々にセンスの良さを発揮。今後注目です。ウェーバーの五重奏曲では今まで以上に華やかで積極的で盛り上がった。

6月3日、毎年恒例のファーレンドルフの小さな教会でのオーボエクラスの演奏会。今年は日本の学生がいないのです。オーボエクラス、先生は2人共非常に楽しい方々なのに新入生の皆さん何故か大人しく、演奏中もその後のバーベキューでもあまり楽しくなさそう。しまいには彼等揃って早退。うーむ。

2日後、一昨日も吹いたオーボエのサラ(ドイツ)とふくよか君(韓国)の卒業演奏会。サラは周到に準備を重ねて良く集中し、存分に演奏した。私も初めて弾くミハイロヴィッチソナチネは取り止めがなく演奏も難しい曲だが何度も合わせるうちにどんどん良さが分かって来た。入学当初に比べると大きな進歩を見せて、大学院でも落武者先生のもとで修行を続けます。
ふくよか君は綺麗な響とレガート・自然な音楽性の持ち主ですが非常に集中を欠き、演奏後は落武者先生おかんむり。しかし後で演奏開始直後にリードが壊れてしまい、最後まで壊れたリードで吹き切った事が判明。今日は不本意だったでしょうが非公開試験では頑張って欲しいです。