笑う伴奏生活

ハンブルクから愉快な共演者達を御紹介します。

モーツァルト・コンクール

 10月30日、モーツァルト賞声楽コンクール(学内)がありました。例年2月に開催されますが今年は半年以上遅れて開催されました。冬学期は始まったばかりで募集要項が出たのも遅く、締切はコンクール直前(笑)。なので参加者も例年よりも遥かに少ない15人。入賞のチャンスが増えるか?と思いきや今年は4人しか入賞者を出さないそうで…理由はコロナ対策で会場にそれ以上同時に入れないからだそうで…。
 いつもは財団から多くのお客様が見えて程良く装飾絢爛なメンデルスゾーン・ホールでお祭り色満載で行われますが、今年は審査員のみで窓すらない殺風景なオーケストラ・スタヂオです(涙)。しかしライヴ中継された為にアジアからの参加者もご家族に歌を聴いてもらえたようです。
 以前は歌版おじさん(ロシア)が公式伴奏者として殆どの学生を受け持っていましたが、2年間の病気療養明けなので共演は2人に留めたようです。その分他のピアニストの出番が増え、遠いアジアの国で鑑賞していた或る方は私が出て来ると、「またこの人!」と思ったらしいです。
 私も帰宅してから飛ばし飛ばし観てみました。みんながみんな良い出来だったわけではないし審査結果に異論が無い訳でもないですが、モーツァルトは本当に沢山素晴らしいオペラアリアを書いていて、聴いていてとても楽しいです。リンクがまだ残っていますからもし良かったら聴いてみて下さい。
https://youtu.be/HqEeM1Dl8rw