笑う伴奏生活

ハンブルクから愉快な共演者達を御紹介します。

ウイルスは直ぐそこまで

 日曜日に具合先生からメール。遂にウィルスに感染したので来週はレッスン出来ません、と。普段健康な方だしきっと大丈夫!再来週の学内演奏会には自宅待機が解けてギリギリ間に合うらしいのでお大事に〜くらいに思っていたら…

 その日の夜大学のコロナ対策チーム広報部長兼学長秘書(元リコーダー奏者)から『入構禁止』という件名のメールが。「具合先生と濃厚接触の疑われる人間は入構を禁ず。」だって!
 一瞬真ッ青に。土曜日にはオーボエの学生2人の卒業演奏会が有る。私が弾けなかったら2人の卒業はどうなるの!?慌ててオーボエグループにメールを貼り付けて事態を説明すると誉め殺し先生が、「どうしましょう…試験を延期するしかないかしら…。」と返信。
 すると直ぐに出演予定のKが、「接触翌日から5日後の迅速テストで陰性なら禁止解除って書いてあるわよ。勿論陰性であるように引き続き祈ってるヮ。」とコメントが来て半分安心。私も誉め殺し先生もせっかちぶりを暴露したのであった。
 具合レッスンは木曜だったから登校禁止は月曜のみ。でもその月曜の学内演奏会でピアニストのJ(韓国)の伴奏が出来なくなった。彼女は翌週にオーケストラとの最後の試験を控えていて月曜は仕上げのつもりで臨むはずだったのだが…。
 翌日ドキドキしながら迅速テストを受けて結果を待つ。20分して電話がかかって来なかったので多分大丈夫だと思いながらメールで届いた検査結果を見るとめでたく陰性だった…。先ずはオーボエグループに報告して早速今晩の試演会に参加。後数日何事もなく過ぎて土曜日の演奏会を迎えられますように。
 …ウイルスに感染したら学生の卒業演奏会がパーに…なんて考えるとイヤなプレッシャーを感じて神経が疲れます。思い出しても疲れちゃって肝心の演奏会については次回にします。


 しかし母国語ではないからニュアンスは分からないにしろ上から目線の感じ悪いメール!と感じたのは気のせいなんでしょうね、やっぱり。