遠出の際の個人的伝統『寄り道』。今までドイツ国内を色々歩き回ったので寄り道地は大体既に滞在したことの有るお気に入りの街が多いのですが今回もマイン川の辺のミルテンベルク(4年ぶり…何度めだろう？少なくとも4回は来ている)に1泊してからハンブルクに帰りました。
ミュンヘンとアシャッフェンブルクで乗り換え。ミュンヘンでは乗換時間20分のところ電車が21分遅れてドイツ鉄道のアプリには、「接続電車は私達を待ってくれません」と表示されていたもののスーツケースを持って11番線から22番線に全速力で走ったら間に合った………と思ったら乗った電車が技術系の問題でいつまで経っても発車しない！ふざけやがってッ！
お陰でアシャッフェンブルクでは乗換時間23分のところ21分遅れてまたスーツケースを持って4番線から8番線に走ったら間に合った………今度は飛び乗るとほぼ同時にドアが閉まって結局ミルテンベルクには予定通りに到着しました。ドイツ鉄道、ホントに使いものになりません。
ミルテンベルクは小さい街でホテルの件数も少ない上に毎回直前に寄り道を決めるからいつも運良く空いている部屋を予約するので馴染みのホテルが有りません。今回も初めてのホテルです。しっしかし…！
なっなんと美し〜マルクト広場に泊まれるなんてッ！クリスマスツリーの左の大きな出窓の有る建物がホテルです。
部屋も素敵ですッ！
前回ワイン屋さんと相席だった『巨人亭』はお休み…考えてみたらまだ1月3日ですからね。インチキ色の濃い寿司屋と19年前のミルテンベルク初訪問時に入ったレストランにも惹かれましたが地ビール『ファウスト』の工場附属レストランが開いていたのでさあそこに入りましょう！
…店内満席。
お店のおねーさんが、「外のテントの中でしたらご案内出来ますよ！」と言うのだが今は一応冬。暫く険しい表情で真剣に考えおねーさんに心配されるがやはり寿司屋よりビールを選んでテントにヒーターを点けてもらう。
十分暖かい。思わず上着を脱いじゃった。安心してオリジナルビールと焼豚をいただきます。
豚を食べ終わった頃におねーさんがテントの入り口をジャーっと開けて、
「ご用はございませんか？」
とやって来た。ビールが3センチほど残っており1杯で帰る気は毛頭なかったので、
「10分後にもう1度おいで下さい。次のビールの為に…。」
とお願いした。そして次の10分間にビールを飲み干して悩む。2杯めはどうしよう…美味しかったから同じのをもう1杯…それとも別なのを…今日は2杯で辞めとくから…やっぱり同じのにしようか…
決められずにいたら10分経って入り口がジャーっと開いておねーさんが1杯目と同じビールを満面の笑みで持って来て下さった。写真を撮りたいほどポーズが決まっていた。お陰でもう迷う必要が無くなった。
翌日午前中に散歩。この街ははっきり言って中央通りを1往復すれば30分で市内観光が終わってしまいますが、街の雰囲気は何ものにも代え難く2往復・3往復としたくなるのです。
今回はビール工場の売店にも立ち寄りましたがファウストTシャツは残念ながら気に入ったデザインの物が有りませんでした。
握り拳ジョッキ
昨夜はこの中でした
次回はいつ来られるか…そしてどのホテルに泊まるか…。
