笑う伴奏生活

ハンブルクから愉快な共演者達を御紹介します。

ストライキ翌日、ウィーンへ。

 旅行して来ました〜。

 6年前の夏の旅で東欧を目指す前にフライブルクで友人と飲みそこからスイスとリヒテンシュタインを通ってオーストリアに入り、フェルトキルヒで電車に乗り換えウィーンまで全オーストリアをただ通過して友人と飲んだ時のルートを逆行しつつあの時通過した幾つかの街に立ち寄る企画でした。
 先週月曜日に出発して先ずはレーゲンスブルクに泊まって翌日オーストリアに入るつもりだったら月曜日にドイツ全国一斉ストライキ!!!電車も飛行機も動きませ〜ん!と発覚したので出発を1日遅らせたです。お陰で月曜日にソプラノのEの録画で共演出来て彼女は「不幸中の幸い!」と喜んでいました。
 いつも遅れるドイツ鉄道のこと。ウィーンまで直通9時間の運行で何十分いや何時間遅れるか見ものです。予約した座席をより安全に確保すべくわざわざ始発のアルトナ駅から乗車しました。
 ハンブルクを出て次のハノーファー到着地点で既に15分の遅れ。先が思いやられます。直通にしたから乗り換え時間を気にしてソワソワする必要は有りませんが何時間も遅れるとウィーンでマチャさん(ピアノ)とゆっくり飲めなくなります(それかい)。
 ところがその後電車は奮起して遅れを徐々に奪回しウィーン手前のザンクト・ペルテン駅には定時に到着する奇跡!!!ウィーン中央駅のホームが塞がっていた為に僅か3分遅れて最終目的地に着きましたがストライキ翌日の今日の大健闘は全国民が惜しみない称賛を送りました。


 …ってそれで良いのか〜?…。


 かくして6年ぶりに再会のマチャさんとは沢山喋って沢山飲みました。翌日からはほぼ毎日少しずつオーストリアを西に向かいます。明日滞在するヴェルスはウィーンからほんの2時間半なのでたまにはピアニストらしくモーツァルトハウスを初めて見学してから移動しようと思います。