笑う伴奏生活

ハンブルクから愉快な共演者達を御紹介します。

年末年始旅の記①

 前述の通り今回はレーガーの郷ヴァイデンから始めることは決めていました。そこから東へ行くか西へ行くか迷いに迷いました。東ならチェコでビール、西ならアルザスでワイン。20日になっても決められずにいたら具合先生クラスの宴会でドイツの学生が口を揃えて、「アルザス!」と言う。確かにビールは夏の方がより良いし今回はアルザスを目指すことにした(白ワインも夏の方がなどと言わないでいただきたい)。それからヴァイデンとコルマールの間に2日有るのを何処で過ごすか、つまり何処で年を越すか決まらないまま旅を始めたもののニュルンベルクに向かう電車の中でウルムに行こう!と閃いた。塔にいっぱ〜〜〜い階段の有る大聖堂の街でずっとずーっと前から行きたかった。


 ヴァイデンに来るのは4度目(らしい)がいつも泊まっていたビアレストラン併設ホテルのつもりが別のビアレストラン併設ホテルを予約していた…。でもこちらのホテルも快適でレストランもビールも美味しかったので次回訪問の際にはどちらに泊まるか迷うことになるでせう。レストランに飾られていたレーガー人形にお目にかかれたのも巡り合わせかも知れません。

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夜の市庁舎広場


 ウルムは初めてなので電車を降りるとオヤジのくせにちょっとわくわくします。駅を出るともう正面に大聖堂の塔の天辺が見えま〜す!これならホテルは見つからなくても旧市街には間違いなく着きそう。方向音痴にとっては便利な街だ。ホテルに着くとベッドメイクが終わっていない!と思ったらスタッフが清掃係を叱りながら慌ててやって来ました。2泊するので今日は軽〜く散歩。明日の大晦日に歩き回るつもり。

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ドナウ川にて

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夕暮れの大聖堂


 翌日いつ雨が降り始めるか分からなかったので真ッ先に『漁師の一角』へ。

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漁師の一角

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傾いた家

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市庁舎

 そしてウルムは哲学者アインシュタインの故郷でもあるのです。

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アインシュタインの噴水


 以前私は(バカだから)教会の塔を見ると必ず登ってクラリネットのKねーさんと天辺からオーボエのSさんに、
「ね〜何段階段有ったか私に訊いて〜!」
とメッセージを送っていたのです。しかもこの大聖堂の塔は世界一高いと言われておりまして768段の階段を登らない手はなかったのですが半年以上続く膝の軽い痛みの為に今回は見送りました。何故痛くなったかというとソファの上に変な体勢で座って何時間も動画編集をしたからです(大バカ。やはり高い所に登るべき)。もっと若いウチに来れば良かったッ!とも思いますがまだチャンスは有るでせう。
 夕方ホテルのレストランで奇跡的に席が取れたので早めに夕食をいただいて夜11時半頃には大聖堂広場に繰り出して地元の皆さんとカウントダウンをするつもりです。
 昨年はザルツブルクで高い所から街を見下ろしたので場所取りに苦労しましたが今日は広場から空を見上げるので問題なし。いくら目の前に背の高い人が立っても花火よりも高いことはないでせう。
 いざ12時が近づいたら豪勢にド派手に花火が揚がりまくって煙で世界一の高さを誇る大聖堂の塔がぜ〜んぜん見えませんでした…。

 

 明日はフランスへ。