笑う伴奏生活

ハンブルクから愉快な共演者達を御紹介します。

クロアチア食の記。

 セフニツァという駅でミュンヘンからやって来るベオグラード行きの列車に乗り換えます。ザグレブまでは凡そ二時間。途中でクロアチア入国審査が有ります。ザグレブに着いたら先ずホテルにチェックインをして夕方7時半にお気に入りのレストラン「プルゲル」にて三者感動再会の予定です。

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セフニツァ駅。

 電車がセフニツァに到着しました。結構混んでいます。おや、ここのボックス席は一人しかいないからここに座ろう・・・

 ・・・Sだった・・・
 感動再会のシナリオ、ここに敢えなく崩れる(涙)。

 気をとり直してうきうきしながらプルゲルへ。去年は来られなかったので一年九ヶ月振りです。
 ここの良い所。

1.料理が美味しい。
2.ワインが美味しい。
3.比較的安い。
4.雰囲気が良い。
5.親切。
6.ドイツ語を話すウエイターが多い。

 今回は四泊の内三回来ました。

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ドイツ語のおっちゃんのお勧めに従ってパプリカの肉詰め。

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遂に実現!いつも売り切れだった白ワインのグラーシュ。

 帰り際にはドイツ語のおっちゃんと長話をした後クロアチア蒸留酒スリポヴィツを御馳走になりました。来年も絶対来たいです!

 Tさんは一足早くハンブルクへ。国立公園から帰って来たSと共にこちらも一年九ヶ月振りのオシイェクに向かいます。

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愛しのオシイェクビール。

 一昨年の夏に大冒険の末に滑り込んだ美しき旧市街のレストラン「スラヴォンスカ・クチャ」へ。ターゲットは勿論あの時と同じく魚のグラーシュです。

 ガーン休みだった・・・生きて行くのがイヤになった・・・。

 この日は休日でオシイェクでは休日の影響力が大きいらしく殆どのレストランが休み。やっと見つけたのはイタリアレストラン「ルスティカ」。なんでここまで来てイタリアンに入らなきゃいけないんだ!と思いながら入ったら・・・

1.料理が美味しい。
2.ワインが美味しい。
3.比較的安い。
4.雰囲気が良い。
5.親切。

 おまけにフレンドリーなにーちゃんにダメ元でドイツ語が話せるかきいてみたら・・・

 話せた。内戦時にマインツで八年暮らしたそう。幸運に感謝しつつ、歴史を垣間見た気がした。

 翌日、執念で昨日の「スラヴォンスカ・クチャ」へ。めでたく開いていました。

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夜の店内。

 ここの良い所。

1.料理が美味しい。
2.ワインが美味しい。
3.比較的安い。
4.雰囲気が良い。
5.無愛想に見えて実は親切。

 ここでは幸運は訪れず悲惨な英語での会話となりました・・・。

 オシイェクはザグレブから東へバスで四時間程。セルビアとの国境に近いスラヴォニア地方の中心都市です。このレストランではスラヴォニア地方の伝統料理を食べられます。内陸部のここでは名物の魚のグラーシュに入っているのは鯉などの川魚です。

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いつ来ても頼んでしまうこの魚のグラーシュは原語ではリビリィ・パプリカシュというようです。ここにもまた来年来たい・・・と言っていると他の街に行く時間なんて有るんだろうか?

 更にワイン屋さんを求めて街を彷徨い歩きますがみんな休暇中!そうでしょうともそうでしょうとも!最後の一軒に望みを託します。
 ナビに導かれ辿り着いた店は開いていたばかりか、前回Tさんが教えてくれた店でした。要するに記憶力と方向感覚が悪くて一人では来られなかったのさ。
 何故かここでも店主の女性へのダメ元ドイツ語アタックが成功。偉大なる二リットルワインを購入しました。

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言うまでもなく左がオシイェクで買ったワインです。

 さて、来年は何処で何を食べようか・・・。